吉田カバンとは?
創業1935年と、長い歴史を持ちながら若者に大人気のバッグブランド「吉田カバン」。
吉田カバンの代表的なブランドは「PORTER」、「LUGGAGE LABEL」。
丈夫な素材、丁寧な縫製で長く愛されるバッグ「吉田カバン」。
吉田カバンの歴史
吉田カバンは、神奈川県生まれの創業者・吉田吉蔵(1906年生)が上京して、鞄職人の修行の後、東京の神田に「吉田鞄製作所」を1935年に設立したことから始まりました。
1962年に「PORTER」、1984年に「LUGGAGE LABEL」を発表し、この2つのブランドは吉田カバンのメインブランドとなっています。
2000年には初めて直営店「KURACHIKA YOSHIDA」をオープンさせました。
2005年はちょうど創業70年なのですね。
日本でも鞄メーカーとしては、老舗中の老舗と言ってもよさそうです。
若者に人気のあるブランドなのに、結構歴史は古いのですから、意外です。
吉田カバンの社是は「一針入魂」
創業者・吉田吉蔵の鞄作りの精神がその言葉に込められていて、一針一針丁寧に縫い合わせ、手を抜かない、丁寧な鞄作りをするその姿勢をよく表しています。
吉田カバンのモノ作りは、日本の鞄職人の技術を余すことなく発揮したものとなっています。丁寧な物作りが受けて、根強いファンが多くついています。
吉田カバンは、古いものを大切にして作られているので「PORTER」ブランドの方は、大きくデザインを一新するということはなく、前からのデザインを大切にしているので、使い込んでボロボロになってしまったとしても、また同じ型のバッグに買い換える、という人もいるくらいですから、その愛用のされ方が分かるのではないでしょうか?
吉田カバンの代表ブランド
PORTER(ポーター)
吉田カバンの代表的なブランドのひとつがこの「PORTER(ポーター)」です。
吉田カバンの中でも最も古いブランドで、1962年に発表されて以来、安定した人気を維持し続けています。
ブランド名は、ホテルなどでカバンを運ぶという役割を果たしている職業である「porter(「運ぶ人」という意味)」から名づけたのだそうです。お客様からカバンを常に預かって、運んでいる者が一番カバンの良さを知っているのだ、という考えからこの言葉をブランド名として使ったのだとか。
PORTERのブランドには、様々なシリーズがあるのですが、中でもTANKER は、PORTERと言えばTANKERと言われる程人気があります。
ツイルナイロンのちょっと光沢のある布地を表地に、裏地をナイロンタフタに、その間にポリエステル綿を中綿に使用したという独特のデザインです。基本は2色で、ブラックとセージグリーンで、内側になる裏地は、レスキューオレンジ。
HEAD PORTER(ヘッドポーター)
吉田カバンのブランドの中で、特殊な扱いをされているのが、「HEAD PORTER(ヘッドポーター)」です。 スタイリストの藤原ヒロシ氏がプロデュースし、この「HEAD PORTER」のショップで販売するためにオリジナルで製作したPORTERの製品を扱っています。
このショップの特徴は、バッグだけでなく、衣料品も扱っていることです。HEAD PORTERの商品は、他の吉田カバンの取扱店では買うことが出来ません。また、既存のPORTERのシリーズでは、HEAD PORTER店でのみ取り扱いのカラーなどもあるので、要チェックです。
HEAD PORTERは東京とニューヨークに店舗があり、そこでだけ製品を販売しています。他のところでは買うことが出来ない!という希少価値もあってか、このHEAD PORTERのアイテムは大人気!
若干ですが、HEAD PORTERのお店で通販も扱うことはあるようですので、遠方の方は、お店に問い合わせてみてもいいかもしれません。
KURACHIKA YOSHIDA(クラチカ・ヨシダ)
KURACHIKA YOSHIDAは、吉田カバンの直営店です。
2000年に第一号店をオープンし、現在は東京に2店舗の直営店があります。
直営店なので、ここでしか扱っていない商品も多数。他では手に入れられないものは、ここで買うしかありません。HEAD PORTERと同じように、プレミアムがつきやすいです。