ナイロンやポリエステルのバッグにはない、しっとりとした手触りと使い込むほど味が出る風合い。本革のショルダーバッグには、持つだけでスタイルが格上げされる力があります。
「レザー」と「本革」は基本的に同じ意味ですが、「本革」と検索する方は特に天然の革素材にこだわりを持っている場合が多いはず。合皮やPUレザーとは一線を画す、本物の革だからこそ得られる質感とエイジング(経年変化)を楽しめるのが最大の魅力です。
ここでは、メンズにおすすめの本革ショルダーバッグブランドを10、革の種類や選び方と合わせてまとめました。
メンズにおすすめの本革ショルダーバッグブランド10選
日本製からイタリアブランドまで、本革にこだわったバッグを展開するブランドをピックアップしています。気になるブランドからチェックしていきましょう。
01|PELLE MORBIDA(ペッレモルビダ)
「船旅」をコンセプトにした日本発のレザーバッグブランドです。シュリンクレザー(シボ革)を使ったショルダーバッグは、傷が目立ちにくく、上品な光沢感が大人の男性に似合います。
シンプルで無駄のないデザインは、ビジネスカジュアルから休日のきれいめスタイルまで幅広く対応。30代・40代以上の方を中心に、「品格のある本革バッグ」として支持を集めています。
上質な革の質感を日常で楽しみたい方にぴったり。
02|土屋鞄製造所
ランドセル作りで培った革加工技術を大人向けバッグに展開する日本の老舗。ショルダーバッグは植物タンニンなめしの革やオイルヌメ革など、経年変化を存分に楽しめる素材が中心です。
使い始めはマットな表情ですが、半年、1年と使い込むうちに艶が増し、自分だけの色味に変わっていく。「育てるバッグ」という感覚を味わえるのは、本革ならではの醍醐味です。
エイジングを楽しみながら長く使いたい方におすすめ。
03|PORTER(吉田カバン)
ナイロンバッグの印象が強いPORTERですが、レザーラインも充実しています。「フリースタイル」シリーズは独特のシボ感を持つレザーで、軽くてしなやかな使い心地が特徴。
レザーでありながらカジュアルに使いやすいのがPORTERらしさ。ポケットの配置や収納力も計算されており、実用性と革の質感を両立した本革ショルダーバッグが揃います。
革のバッグでもカジュアルに使い回したい方にぴったり。
04|aniary(アニアリ)
豊富なカラーバリエーションが魅力の日本製レザーブランド。ショルダーバッグはブラック・ネイビーだけでなく、キャメル・ダークオレンジ・グリーンなど、革の発色を活かした個性的なカラーが選べます。
革の柔らかさと軽さにもこだわっており、「本革は重い」というイメージを覆す使い心地。コーディネートに彩りを加えたい方に向いているブランドです。
個性的なカラーの本革ショルダーバッグを探している方におすすめ。
05|Daniel & Bob(ダニエル&ボブ)
イタリア・フェラーラ発のレザーバッグブランド。使い込むほどにクタッとした風合いが増すバケッタレザーが人気で、「味のある革」を求める大人のメンズから高い評価を得ています。
イタリアンレザーならではの豊かな表情と、計算されたリラックス感のあるフォルムが魅力。きれいめカジュアルやジャケットスタイルとの相性が抜群です。
イタリアンレザーの味わいを楽しみたい方にぴったり。
06|Felisi(フェリージ)
同じくイタリア発のフェリージは、ナイロン×レザーのコンビバッグが有名ですが、オールレザーのショルダーバッグも上品な仕上がりです。
バケッタレザーやバッファローレザーなど、モデルによって異なる革素材が楽しめる点も魅力。ビジネスバッグで定評のあるブランドだけに、スーツスタイルとの相性も安定しています。
ビジネスにも使える上品な本革ショルダーバッグを探している方におすすめ。
07|HERZ(ヘルツ)
「丈夫で長く使える鞄」を理念に掲げる日本のレザー工房。厚みのあるヌメ革を使ったショルダーバッグは、無骨ながらも温かみのある表情が特徴です。
受注生産に近い形で、職人が一つひとつ手作りしているため大量生産品にはない個体差と愛着が生まれます。エイジングの進みも早く、使い始めてすぐに変化を実感できる一品。
「育てる革」を本格的に楽しみたい方にぴったり。
08|COACH(コーチ)
ハイブランドの中では比較的手の届きやすい価格帯で、本革のショルダーバッグが充実しているCOACH。グラブタンレザーやペブルドレザーなど、柔らかく耐久性のある革素材を使ったモデルが多いのが特徴です。
シンプルなデザインから、シグネチャー柄をアクセントにしたモデルまで幅広く揃い、カジュアルからきれいめまで対応可能。ブランドレザーバッグの入門として選びやすい一品です。
本革のブランドショルダーバッグを手頃に手に入れたい方におすすめ。
09|SLOW(スロウ)
「自分たちが持ちたくなるカバン」をコンセプトに、天然皮革にこだわる日本のレザーブランド。栃木レザーやプエブロレザーなど、上質な革素材を使ったショルダーバッグが揃います。
飾らないシンプルなデザインと、革そのものの表情を生かした仕上げが魅力。使い込むほどに自分だけの色艶に変わっていく過程は、革好きにはたまらない体験です。
素材の良さを純粋に楽しめる本革バッグを探している方にぴったり。
10|IL BISONTE(イル ビゾンテ)
フィレンツェ発のレザーブランド、イル ビゾンテ。水牛のロゴマークでおなじみのこのブランドは、ナチュラルな風合いのヌメ革を使ったバッグが中心。
経年変化のスピードが早く、使い始めて数ヶ月で色味が深まっていくのが特徴です。男女問わず人気が高く、ユニセックスで使えるデザインも多いので、パートナーとのシェアも可能。
ナチュラルなレザーの経年変化を日常で楽しみたい方におすすめ。
メンズの本革ショルダーバッグ|失敗しない選び方
ここからは、ブランドを比較するうえで知っておくと役立つ選び方のポイントをまとめます。
革の種類を知る:ヌメ革・シュリンク・バケッタの違い
本革といっても、なめし方や加工によって特性が異なります。ヌメ革は経年変化が顕著で「育てる」楽しみがある。シュリンクレザーは傷が目立ちにくくビジネス向き。バケッタレザーはオイルをたっぷり含み、しなやかで味のある表情が魅力。自分が求める「革の表情」をイメージすると、選びやすくなります。
エイジングを楽しむか、きれいに保つか
本革バッグの楽しみ方は大きく二つ。使い込んで味を出す「エイジング派」なら、ヌメ革やオイルレザーがおすすめ。いつもきれいな状態で使いたい「端正派」なら、シュリンクレザーや型押しレザーが向いています。どちらの楽しみ方をしたいかで、選ぶ革が変わってきます。
重さは事前にチェック
本革バッグはナイロン素材に比べて重くなりがち。特にショルダーバッグは片方の肩に負荷がかかるため、バッグ自体の重さは快適さに直結します。軽さを重視するなら、薄手のシュリンクレザーやソフトレザーを使ったモデルを選ぶのがおすすめです。
雨の日の扱いを想定しておく
本革は基本的に水に弱い素材です。防水スプレーで対策できますが、毎日使うなら撥水加工済みのモデルや、シュリンクレザーのように水シミが目立ちにくい革を選ぶと安心。雨の日はナイロンバッグに切り替える「使い分け派」も多い方法です。
メンズにおすすめの本革ショルダーバッグブランド10選
| No. | ブランド | 価格帯 | 革の種類 | テイスト |
|---|---|---|---|---|
| 01 | PELLE MORBIDA | 約3万〜6万円 | シュリンクレザー | 上品・ビジネスカジュアル |
| 02 | 土屋鞄製造所 | 約3万〜7万円 | オイルヌメ / タンニン革 | 日本製・エイジング |
| 03 | PORTER(吉田カバン) | 約2万〜5万円 | レザー(独自加工) | 日本製・カジュアル |
| 04 | aniary | 約2万〜5万円 | ソフトレザー | 日本製・カラフル |
| 05 | Daniel & Bob | 約5万〜10万円 | バケッタレザー | イタリアン・味わい |
| 06 | Felisi | 約4万〜8万円 | バケッタ / バッファロー | イタリアン・ビジネス |
| 07 | HERZ | 約3万〜6万円 | 厚口ヌメ革 | 日本工房・無骨 |
| 08 | COACH | 約3万〜7万円 | グラブタンレザー | ブランド・コスパ |
| 09 | SLOW | 約3万〜6万円 | 栃木レザー / プエブロ | 日本製・素材重視 |
| 10 | IL BISONTE | 約2万〜6万円 | ヌメ革 | ナチュラル・ユニセックス |
Styling Note|本革のショルダーバッグは「時間を味方にする」一品
合皮やナイロンのバッグは、使うほどに劣化していく。けれど本革のバッグは、使うほどに「良くなっていく」。この逆転の関係こそが、本革を選ぶ最大の理由です。
最初は少し硬かった革が、毎日使ううちに体に馴染み、手触りが柔らかく変わっていく。色艶が深まり、細かな傷さえも風合いの一部になっていく。その変化を「劣化」ではなく「成長」と感じられるようになったとき、本革バッグは本当の意味で自分のものになります。
焦らず、じっくり選ぶ。そして長く、大切に使い続ける。本革のショルダーバッグは、そんな時間の積み重ねを楽しめる、大人のためのアイテムです。
