ボストンバッグと聞くと旅行バッグをイメージする方が大半だと思います。ですが、そのルーツやボストンバッグの起原を知っている人は少ないのでは?
今でも旅行にボストンバッグは定番ではありますが、最近ではファッションとしてボストンバッグを取り入れる人も増えています。
そんなボストンバッグの意味や定義、由来などをここでは解説してきます!
意味や由来を知ることで、今まで以上にファッションにボストンバッグをコーディネートするのが楽しくなるのではないでしょうか!
そもそもボストンバッグはどういう意味?
ボストンバッグと聞くと、皆さんはすぐにボストンバッグを想像できると思います。
ですが、よく考えてみるとボストンバッグとはどういう意味なのでしょうか?
旅行に持っていけるドラム型の様なものがボストンバッグ?
形を思い浮かべることが出来てもボストンバッグの意味についてはほとんどの方が考えたことがないのではないでしょうか。
ボストンという言葉にどんな意味があるのでしょうか?
実はボストンという言葉にバッグの形などの要素がわかる内容が含まれている訳ではなく、実は和製英語なのです。
ボストン大学の学生が重くて厚い参考書をいくつも入れて持ち歩くバッグとして使用していた丈夫なバッグが日本に入ってきてこの名前がついたのが始まりです。
ボストンバッグの定義は?
ボストンバッグには幾つかの特徴があります。
まず
- 横長である。
- 底が大きな長方形で中ほどに膨らみがあり、2本の手提げがついている。
- カバン上部をファスナーまたは口金で開閉する。
- カバンの口が大きく全開する。
という特徴があげられます。
この条件が揃うと、皆さんが思い浮かべる旅行やスポーツなどに持っていくことが多いボストンバッグになるのではないでしょうか。
日本ではこう言ったバッグを総称して全てボストンバッグと言っていますが、海外ではスポーツに使用するバッグをクラブバッグと呼んでいます。
ボストンバッグの由来は?
ボストンバッグと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?「アメリカのボストンぐらいしか思いつかない…」と思ったあなた!正解です!
ボストンバッグはアメリカのボストン大学の学生が使っていたものが大正時代の1924年に日本に入ってきたことが始まりです。
大学生たちが重い教科書を入れるために丈夫で大きなバッグを使っていたものが日本に入ってきて「ボストンバッグ」と呼ばれたことがその由来です。
アメリカで元々ボストンバッグと呼ばれていたわけではなく、日本に入ってきた際にボストン大学の学生が使っていたことからボストンバッグと呼ばれる様になりました。
底が長方形で膨らみがあり、2本の持ち手がついた革で出来た大きなカバンに口金(くちがね)のついたものが元々のデザインです。
その後1934年にはファスナーが使用される様になりました。その後、合成皮革やナイロンなど様々な素材のボストンバッグが登場し現在では数多くのボストンバッグが存在しています。
ボストンバッグは英語ではない?
説明をしてきた通り、ボストンバッグの由来はボストン大学からきているので英語かと思いますが、「ボストンバッグ」と海外で使っても残念ながら通じません。
日本に入ってきた際にボストンバッグという名前で呼ばれる様になったので、実際にアメリカではそのバッグをボストンバッグと呼んでいたわけではないのでボストンバッグは英語ではなく、日本で生まれた和製英語になるのです。
英語では日本でいうボストンバッグのことをtravering bagやovernight bagと言います。
うっかりボストンバッグと言ってしまいそうですが、海外では通じない和製英語なのですね!
ボストンバッグは和製英語
アメリカのボストン大学の学生が重い参考書を入れて使っていたことが名前の由来になっているボストンバッグ。
私も由来を知るまでは英語だと信じて疑いませんでした!が、大正時代に日本に入って来た際にこの名前が付きました。
ですのでボストンバッグと言っても海外では通じませんのでご注意を!
最近は旅行の際にはボストンバッグに代わりスーツケースやキャリーバッグが人気ですがボストンバッグも変わらず根強い人気です。
街中では大きなボストンバッグを敢えてコーディネートしたおしゃれなスタイルを目にすることが多くなり、以前とは違ったボストンバッグの楽しみ方が増えてきています。
あなたも是非タウンスタイルにボストンバッグをコーディネートしてみてはいかがでしょうか!
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